アモバンの高齢者服用時の危険性とは?

高齢者がアモバンを服用する際に気を付けたいこと

 

医薬品は高齢者の方々は気を付けて飲むようにしましょう(ここでは一般的な区分と同じく65歳以上の方を高齢者と呼ぶ事にします)。アモバンに関しても、前もって危険性を把握しておくようにしましょう。

 

ここでは、アモバンを高齢者が飲む場合の危険性と、対応手段をお伝えしていきます。

 

アモバンの代謝・排泄が遅れてしまう

 

医薬品の代謝は殆どの場合で腎臓・肝臓で行われます。アモバンに関してもそれは一緒で、血液中の濃度は飲んでから60分前後でマックスになり、効き目が最高潮になります。そのあとは、肝臓・腎臓の働きにより代謝が成され、血液中の濃度が下がっていく事になります。

 

>>血中濃度や半減期から持続時間がわかる?

 

ですが、高齢者の腎臓・肝臓の能力は若年の時よりもダウンしており、排泄・代謝も鈍いものになります。また、「飲んでいる医薬品がアモバンだけではない」という方もたくさんいるはずであり、その場合は腎臓・肝臓への負荷がかなり大きくなります。そうなれば、血液中のアモバンの濃度が上がり過ぎたり、半減期が長引いて副作用に見舞われる時間が長くなったりしてしまう恐れがあります。

 

副作用の増強リスクなどの恐れあり

 

繰り返しになりますが、高齢者がアモバンを飲むと、半減期が長引いたり血液中の濃度が上がり過ぎたりする恐れがあります。そうなると、

 

  1. 副作用が激しくなる
  2. 効き目が上がり過ぎる

 

などの恐れがあります。

 

まず効き目に関してですが、半減期が長引く事が原因で眠気の作用が出る時間が長くなってしまうかもしれません。昼間に激しい眠気に襲われたり、次の日に起床出来なくなったりする恐れがあります。

 

また、副作用に関しても一緒です。アモバンの副作用は色々と存在しますが、高齢者ですからそれらの副作用が強く出てしまう危険性があります。特に「夢遊病」「健忘症」等の副作用が強く出てしまうと、認知症の危険性も上がってしまうので覚えておきましょう。

 

>>アモバンの精神系副作用症状

 

ですから、アモバンを高齢者の皆さんが飲む際は特に気を付けましょう。

 

高齢者は1回3.75mgから服用開始する

 

アモバンを高齢者が飲むと代謝が鈍くなるせいで、副作用が激しくなったり、効き目が強くなり過ぎたりする恐れがあります。

 

対応策は、少なめの量から服用を開始するとういことになります。代謝が鈍いせいで効き目が強くなり過ぎるのが元凶なのですが、飲む量を少なくすれば危険性を下げる事が可能です。

 

運動失調が起こりやすい。また、副作用が発現しやすいので、少量(1回3.75mg)から投与を開始すること。
10mgを超えないこととし、症状の改善に伴って減量に努めること。
参考ページ:アモバン添付文書

 

添付文書にも上記のように記載されており「最初は1回3.75mgの服用から開始」「最大10mgまでとする」と記載されています。

 

一応、3.75mgで効果が薄かったり、副作用が出にくい場合は最大10ミリグラムまでは飲んで良いわけですが、安全を重視するなら5ミリグラムまでにしておいたりするなどの対応が求められます。一般人には判断が困難な事なので、ドクターの指示に従うようにしましょう。

 

また、高齢者でない場合でも、腎臓・肝臓に問題がある方であれば、アモバンを避けたり飲む量を少なくしたりするようにしましょう。「若者だから」というだけで、マックス量まで摂取するのは危険です。着目するべきなのは「年齢」よりも、むしろ「肝臓の数値」ですから気を付けましょう。